「自然治癒力」医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、エジプトにあった世界最古のアレキサンドリア医学において「人体は疾病に対して自然に回復する。医師はその回復する自然治癒力の補助するのが使命である。」と語り、すでに自然治癒力の存在を言い当てていました。
D.D.パーマーも生命エネルギー（イネイトインテリジェンス）という呼び方で、自然治癒力の存在をカイロプラクティックの基本にすえました。彼が生きた時代が20世紀の初頭だったことを考慮すれば、いかに先見性があったかわかるでしょう。
もちろん、現在の医学界において自然治癒力を否定する人はほとんどいません。自然治癒力は人間がもともと持っている力ですから、その力をアップさせることが主眼であるカイロプラクティックはまったく副作用のない安全な治療法なのです。
薬害や治療ミスが問題となっている現代であるからこそ、逆に注目されているともいえるでしょう。
初めて学ぶ人のためのカイロプラクティック学入門より