カイロプラクティックでは不可能なもの②

 まず、ウイルス疾患は対象外です。

 

 

 代表的なものはHIV(エイズ)でしょう。ウイルスによる疾患といっても、体内にはウイルスなどに対抗する抗体がいくつかありますから、自然治癒力を上げることにより、ある程度防ぐことができます。しかも、自然治癒力を高めることはカイロプラクティックの得意分野です。しかしHIVのようにもともと体内に抗体を持たない病気にはワクチンを注射するなど西洋医学による治療に頼らざるを得ないでしょう。

 

 

 

 また外傷によるケガ、骨折などもカイロプラクティックでは扱えません。

 

 

 

 ガンも同様です。カイロプラクティックにより自然治癒力が上昇し、NK細胞など活発化されますから、ガンの予防には大きな影響力を発揮しますが、すでに進行してしまったガンには、やはり西洋医学でのアプローチが適当でしょう。いずれにしても、優秀なカイロプラクティックターは自分自身の守備範囲を熟知しているのです。

 

 

 何でも治せるといった傲慢な姿勢はかえって利用者を不幸にします。

 

 

初めて学ぶ人のためのカイロプラクティック学入門より