検証してみましょう。
まず、あんまとの違いです。あんまは身体の中心部かた末端に向けて筋肉を揉んでいくのが基本です。揉むことにより血行を良くし、新陳代謝を活発にして、筋肉のコリを解消させることが最大の目的となります。
マッサージの場合、衣服の上からの施術は行いません。時には潤滑剤を皮膚に塗ることもあり、施術者の手は利用者の皮膚に直接触れます。いわゆるオイルマッサージを思い起こしてください。
揉む方向はあんまとは反対に身体の末梢から中心に向けて、血液やリンパ液の循環を促進させます。
指圧における対象はあくまで経絡、いわゆるツボと呼ばれるところです。経絡は六臓六腑に各1つずつ、計12本あり、それに指で圧力をかけて刺激し、経絡に対応する臓器などの機能調節をはかります。これが指圧の大きな特徴といえるでしょう。
すでに、あんま、マッサージ指圧師として国家試験が実施されています。
初めて学ぶ人のためのカイロプラクティック学入門より