食物繊維とは②

 大腸がんの予防や血糖値の急激な上昇を抑えることによる糖尿病の予防及び改善、血圧の上昇、動脈硬化の予防、便秘の予防および解消など、その効果は多岐にわたります。

 

 

 食物繊維には水溶性と不溶性があり、代表的なものとして水溶性では、果物やニンジンなど野菜に多く含まれるペクチン、こんにゃくに含まれるマンナン、海藻類に含まれるアルギン酸、不溶性には植物の成分であるサルロースやリグニン、海老やカニの甲羅に含まれるキチンなどあります。

 

 

 日本人の一日当たりの食物摂取量は、昭和30年には22グラムのあったのに、昭和60年には17.3グラムにまで減少し、現在では15,6グラムくらいになっているのではないかといわれます。

 

 

 平成6年には目標摂取量を20~25グラムと設定されましたが、日本人は一般的に食物繊維がかなり不足しているといえるでしょう。ただし、取りすぎは栄養素の吸収や消化率を低下させるとも言われます。

 

初めて学ぶ人のためのカイロプラクティック学入門より